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(5)この時期志望校の変更は禁物


秋が深まりゆくこの時期、受験生にも変化が見られます。大きく二つのタイプに分けられます。一つは、努力の成果が偏差値などに表れてきたことで、ますます意欲に燃える受験生。もう一方は、模擬試験の結果が芳しくなく、自信喪失状態に陥って、やる気をなくし、勉強が手につかなくなっている受験生です。

意欲に燃える受験生は、より志望校合格に近づいており、心配はいりませんが、問題は、自信喪失に陥った受験生です。努力をしてきたと自負があるのに、模試の合否判定がDやE。やる気も失せるのは無理からぬこと。私にも同じような体験があります。と言って、同情してみても、受験対策の手助けにはなりません。受験との戦いには、落ち込んでいる暇などありません。進むべき道はただ一つ、自分に喝を入れ直して、死に物狂いで頑張るだけ。

プレッシャーを克服して大記録を達成した大リーグのイチロー選手を見習ってほしい。大記録へ挑戦する姿を手に汗して見守ったが、受験生の中にも、わが身と重ね合わせて、自分を奮い立たせた人が多いと思う。「受験の胸つき八丁の時期」と言われる十月、十一月をうまく乗り切る方法は、もう一度、己に喝を入れ、挑戦心を喚起するしかないのです。

この時期、受験生からの相談の多い悩みの一つは、志望校の変更をすべきか否かの問題。結論は、一貫して言ってますが、絶対に禁物です。この問題は非常に重要なことなので、このコラムでも何度か書いてきましたが、志望校のランクを下げたところで、いい結果(合格)は生まれていません。AランクとBランク。誰もがAは難しいが、Bの方が楽だろうと考えます。実は、この心理が落とし穴で、志望校を下げた途端、努力の情熱も下がります。その結果、努力を続ければA校に合格できただろうと思われるのに、安全弁のはずだったBに不合格という悲劇を何度か見てきました。

この時期、やるべきことは、入試までの四カ月余りで、いかに得点力を上げるかに尽きます。「あと四カ月で、合格ラインまで持っていくのは逆立ちをしても無理だ」との声も聞こえそうですが、私の指導した生徒のなかには、秋からの猛勉強で模試D判定から合格を勝ち取った受験生が何人もいます。